トップメッセージ

写真:代表取締役 社長執行役員 最高経営責任者 黒瀨 直樹

「企業は人なり」の想いを大切にし、
社員たちの成長を、事業の発展につなげ、
社会から必要とされ続ける企業グループを
目指します。

代表取締役社長 最高経営責任者
黒瀨 直樹

株主の皆様には、平素より当社グループに格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

このたび社長に就任した黒瀨です。株主の皆様のご期待にお応えできるように、社員たちと想いを一つにして持続的な成長を目指します。

2023年度の振り返り

自動車業界は、半導体不足がほぼ解消され、生産に回復の兆しが見られました。しかし、中国における日系自動車メーカーの販売不振、原材料やエネルギー価格の高止まり、北米を中心とした人件費の上昇など、依然として不透明な事業環境が続いたように思います。また、化学品業界は、さまざまな分野で需要の伸び悩みなどが見られ、販売価格形成の基準となるナフサ価格も前期に比べて落ち着いて推移しました。このような環境の中、当社グループは、生産ラインにおける自動化の推進、グローバルでの生産体制の最適化、コスト上昇分を販売価格に転嫁する取組みなどに注力しました。
その結果、売上高は1,456億円と前期から2.5%増加しました。営業利益も自動車生産台数の増加に伴って採算が改善され、積み重ねてきたコスト改善努力の成果もあり、同327.2%の57億円と大幅に増加しています。親会社株主に帰属する当期純利益についても、同124.5%増の30億円となりました。

2024年度の見通し

2024年度は、前期同様に厳しい事業環境が続くと予想しています。中国において生産体制の最適化を図り、高騰する人件費については、自動化による労働分配率の削減、顧客への販売価格転嫁などの取り組みを進めていきます。北米では、アラバマ工場の生産安定化が見込まれ、業績への寄与を期待しています。2024年度の売上高は1,500億円、営業利益は52億円、親会社株主に帰属する当期純利益は34億円となる見込みです。

株主還元

2024年度は、年間配当105円(中間配当52.5円、期末配当52.5円)を予想しています。
自己資本配当率(DOE)をベースにした、業績に左右されない、継続的かつ安定的な配当を実施するとともに、機動的な自社株買いを含めた株主還元の充実に努めてまいります。

未来への想い

社長という大役を担うことになり、私が改めて大切にしたいと思うのは「企業は人なり、人は宝」という言葉です。社員の一人一人が喜びと誇りを抱き、成長できる環境を築くことで、企業価値を最大化し、株主の皆様の利益につなげていきたいと考えています。先が見えない時代といわれますが、それはさらなる成長のチャンスがあることも意味しています。変化を恐れず、イノベーションに挑戦し、会社の成長と持続可能な価値創造を実現する企業グループを目指してまいります。

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