汚染防止・資源循環

循環型社会への取り組み​

  • 循環型の環境配慮化学商品の開発・販売の推進​
  • 環境負荷物質の削減​
  • 3R(リデュース・リユース・リサイクル)の徹底とグローバル展開​
    マテリアルリサイクルの拡大​
    産業廃棄物の削減
写真:ガスコージェネレーションシステム
ガスコージェネレーションシステム

環境にやさしい工場をめざして
関東工場でガスコージェネレーションシステムを導入​

3つの工場を集約して2016年に設立された関東工場では、緊急時の操業安定化を目的として、自家発電システムを導入しています。この導入にあたり、より環境にやさしいエネルギー源を模索し、都市ガスを用いたコージェネレーションシステムを採用しました。​

本システムでは、製造所からパイプラインで送られてくるガスを用いて、工場内で発電します。発電所でつくられた電力を購入する従来形式と比べ、送電によるロスがほとんどないことはもちろん、廃熱が工場内で生じるため、この熱もエネルギーとして利用できることが特徴です。関東工場ではこれを温水や蒸気をつくる用途にあてています。​

このシステムの電力総合効率は、従来の約40%に比べて80%と高く、工場全体のピーク電力の抑制にもつながっています。2018年実績では、年間のピーク電力の振れ幅を、他工場の3分の1に抑えることができました。今後も環境にやさしい生産方法を模索していきます。

外部との協働

使用済みクリアファイルのリサイクル

森六グループは、持続可能な社会の実現に向け、資源の有効活用と廃棄物削減を推進しております。その一環として、オフィスで発生する使用済みクリアファイルの回収およびリサイクルを実施いたしました。

本取り組みでは、「クリアホルダーの無料回収」を実施するアスクル株式会社と連携し、オフィスで不要となったクリアファイルを提供しました。回収されたクリアファイルは、マテリアルリサイクルのプロセスを経て再生ペレットへと加工され、新たな文具用品として再生されます。このプロセスを通じ、リサイクル率98%を達成し、廃棄物削減およびCO₂排出量の低減に貢献しております。

資源循環の推進には、業界全体での協力が不可欠です。当社は今後も、パートナー企業や業界団体との連携を強化し、資源の持続可能な利用を実現するための取り組みを進めてまいります。

イニシアティブへの参画(業界団体を通じた活動)

生産事業本部では、化学物質管理や環境規制への的確な対応を目的として、日本自動車部品工業会(JAPIA)に加盟しています。JAPIAを通じて最新の法規制情報を共有し、自動車業界としての共通課題に取り組むことで、汚染防止や環境リスクの低減に努めています。