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「ぼうさいこくたい2025 in 新潟」に避難困難者搬送支援背負子(ショイリア)を出展しました

森六が、富山大学 河原研究室が出展する「おんぶショイコ」に、協力企業として参加

9月6日(土)から7日(日)にかけて、新潟市で開催された「ぼうさいこくたい2025 in 新潟」に国立大学法人富山大学 学術研究部 芸術文化学系 河原研究室が出展する屋外展示プロジェクト「おんぶショイコ」のブースに、富山大学からは河原教授と学生、OBのみなさんと森六からは、生産事業部 開発部のメンバーが説明者として参加しました。

「ぼうさいこくたい」は、内閣府などが主催する日本最大級の防災イベントで、全国の自治体、企業、大学、NPOなどが一堂に会し、日頃の防災・減災の取り組みを発信・共有する場です。第10回となる今回は、新潟市の朱鷺メッセを会場に、展示や体験企画、セッションなど多彩なプログラムが繰り広げられました。テレビなどでも多数報道されたとおり、天皇皇后両陛下の長女 愛子さまのご臨席を賜ったほか、約1万9千人が来場されるなど、地震等の経験や教訓を次世代に伝え、将来の災害に備えるイベントはさらなる盛り上がりを見せました。

富山大学 河原雅典教授と森六 生産事業部 開発部との産学連携は、避難困難者の搬送を支援する背負子「ショイリア」の共同開発を通じて始まりました。森六が独自に蓄積してきた樹脂製造技術を活用し、約2年間にわたる共同研究を重ねた結果、軽量化と強度を両立した避難困難者を搬送する際の負担を軽減する背負子(ショイリア)が完成し、今回の出展に至りました。ショイリアは、自動車部品設計と共通する荷重解析や樹脂部品のモデリング設計により、人間が背負子を背負った際に痛みを感じにくい腰近くの仙骨という部位で荷重を受けとめ、背負う負担を軽減するメカニズムを反映させるなど、随所に森六の技術や知見が活用されています。

期間中には、屋外の展示ブース前で実際に2種類の「おんぶショイコ」の体験を随時実施。産学連携で開発した軽量タイプ(ショイリア)と、入手しやすさを考えた自作キットタイプの2種類を活用し、実際に背負う、歩く、休む、降ろす動作、さらに背負う人が交代する動作を素早く行うなど、避難時を想定した体験を多くの皆さんに実感いただきました。

  • 写真:富山大学と森六メンバーの集合写真
    富山大学と森六メンバー
  • 写真:ブースで展示された「ショイリア」
    ブースで展示された「ショイリア」

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