生成AI

■生成AIとは
・生成AI（Generative AI）とは、テキスト・画像・音声・プログラムコードなどを自動的に生成する人工知能技術のことです。これまでの「与えられた条件に基づいて答えを探すAI」とは異な　り、まるで人間が創造するように、新しいコンテンツやアイデアを生み出すことができます。
代表的な仕組みとしては、大量のデータを学習した大規模言語モデル（LLM: Large Language Model）が使われています。これにより、以下のような業務活用が期待できます。

■生成AIの主な活用例
・文章作成支援：メール文や報告書の下書きを自動生成し、業務時間を削減
・アイデア創出：新規企画や改善案のブレーンストーミングに活用
・データ整理・分析：Excelデータや文章から要点を抽出し、わかりやすく可視化
・プログラミング支援：コード例や自動修正を提案し、効率的な開発をサポート

代表的な生成AI

 ■ChatGPT／OpenAI（米国）・・・DX推進課推奨
　・会話型AIの代表格
　・テキスト生成、要約、翻訳、プログラミング支援など幅広く対応
　・直感的に人と会話するように使える
　・無料版から利用可能、有料版は最新モデルGPT-5や高度機能を提供

■Gemini／Google（米国、Google DeepMind）
　・Googleが提供する生成AI
　・GmailやDocsなどGoogle Workspaceと統合
　・マルチモーダル対応（テキスト・画像・音声・動画）
　・Google検索との連携により最新情報に強い

■Copilot／Microsoft（米国）
　・Word、Excel、PowerPoint、Outlookに統合された生成AI
・文書作成、スライド生成、Excelデータ分析を自動化
・Azure基盤によるセキュリティ・管理機能を搭載
・既存のOffice利用者に導入しやすい

　

●まとめポイント
・ChatGPT → 汎用性が高く、個人から企業まで幅広く利用可能
・Gemini → Google検索やWorkspaceと親和性が高く、情報活用に強み
・Copilot → Office業務と直結し、日常業務の効率化に最適

ChatGPT比較

ChatGPT 無料版／有料版 比較表（2025年8月・公式情報ベース／無料版はアクセス制限あり）
項目 無料版 ChatGPT 有料版 ChatGPT Team
使用可能モデル GPT-5（標準・ミニ・ナノ、自動選択。ただし利用上限あり） GPT-5（より高精度・多機能／上限緩和で安定稼働）
ファイルアップロード機能 △ 無料版は利用制限あり ○ ExcelやPDFの読取が可能 ※
画像・音声への対応 △ 回数や精度に制限あり ○ 画像解析・音声対話が可能 ※
長文の処理・記憶性能 △ 限定的。利用回数に制限あり ○ 長文対応・文脈保持に優れる
コーディング支援 ○ 基本的なコード対応 ○ VBA・Pythonなど高度対応
応答速度 ○ 速い（軽量モデル利用）。※混雑/上限で待ち発生あり △ やや遅い（高精度ゆえ）
業務文書の作成支援 ○ 利用制限あり ○ トーン・構成まで高精度対応
セキュリティ・管理機能 × ○ Team/Enterpriseで対応

※ 機能例：PDF/Excelの要約・抽出、画像解析、音声入出力など。無料版は利用回数や機能にアクセス制限があります。

ChatGPT費用

 ・ChatGPT Team（月3０ドル＋税／人※）
　※2名以上の利用・・・クレジットカード支払い要
　　⇒領収書をダウンロードし、当日の銀行レートを添付してマネーフォアードで経費精算してください。
　　科目コード：517000　国内通信費その他（課税）／ChatGPT利用料

　　　費用は：月払いor年払いかは、部門毎で判断して下さい。

・ChatGPT Plus     (月20ドル＋税／人）
　⇒入力情報が使われてしまう・・・・・・ ×業務使用禁止

具体例

  • EXCEL(マクロのコード）
  • 市場調査
  • 情報収集
  • 和訳/英訳