社外取締役 平井 謙一
社外取締役からのメッセージ
社外取締役の本質的な役割は、長期ビジョンや第14次中期経営計画の実現に向けた価値創造プロセスに積極的に関与し、執行サイドのリスクテイクを支援・監督するとともに、その成果を評価することだと考えています。今回のM&Aは当社として初の試みでしたが、経営陣をはじめ関係者の多大な尽力により実現しました。取締役会でも当初からさまざまな視点で活発な議論を重ね、意思決定を行うことができました。今後はPMIによる価値創出が重要な鍵となることから、取締役会としてその進捗をフォローしていきます。また、今後の成長に向け、さらなるM&Aも選択肢の一つと考えており、今回の経験を活かしていきたいと思います。
私は2025年度に続き2026年度も、社外取締役協議会の議長、筆頭独立社外取締役および指名・報酬諮問委員の任を担っています。2025年度から継続する取り組みとして、取締役、特に社外取締役の選任プロセスの明確化があります。社外取締役の真価は有事に問われます。不正・不祥事だけでなく、「同意なき買収」などに直面した際に主導的に行動できるか。企業経営の経験も必要だと思いますが、多様なステークホルダーの利害が交錯する中で、外部の力も借りながら適切な判断ができる人材が求められます。時間やリソースが限られている中でそうした人材を選任できるよう、これまでの議論を踏まえて取り組んでいきます。
社外取締役はマイクロマネジメントになってはいけませんが、現場を含め、会社のことをよく知るべきだと考えます。そのため、事業所への訪問に加え取締役会以外の場でも、経営層から現場まで幅広い社員との対話・コミュニケーションを図っていきます。その上で、私の役割は投資家をはじめとするステークホルダーの視点に立って発言し続けることだと考えています。今後も社外取締役協議会などで認識を共有しながら、取締役会の実効性を高め、企業価値向上に取り組んでいきます。
