ドアライニング

インパネからドアライニングまでトータルで提案

自動運転が普及するにつれて、ドライバーとナビゲーターの境目は曖昧になり、車内は「くつろげるインテリア空間」へと進化を求められるようになります。

当社は、インパネ周辺やコンソールの分野に加え、ドアライニング(内張り)の分野にも新規参入(Honda N-ONE)。インパネからドアライニングまで、乗員を空間として包み込むインテリア部品をトータルで提案することにより、高効率な開発プロセスを実現しています。

機能部品の最適なレイアウトで省エネと快適性を両立

エアコンアウトレット(吹き出し口)はインパネ上に配置されることが多いですが、例えばドア側、乗員の肩口あたりに配置できたらどうでしょう。

炎天下に置かれて車内の温度が上がった自動車に乗っても、冷房をフル稼働させてしばらく我慢するのではなく、首筋に少量の涼しい風が当たることで、乗員の快適性は大きく向上できるかもしれません。

インパネ周辺からドアライニングまでを一体的に開発することで、エアコンの吹き出しの配置が自由になり、空気の流れを高度にコントロールできるようになるため、省エネルギーと快適性の両立をさらに追求することができます。

アイドリングのないEVとも親和性の高い技術領域であると考えています。

乗員を包み込む一体感のあるインテリア

乗員の前方から側面まで、水平ラインの装飾を連続させて乗員を包み込むようなインテリア空間を演出する場合、インパネ側とドア側で別々のサプライヤーが生産すると、ロットの違いによる色味の差異や、部品同士の建付けなどが課題になります。

森六テクノロジーでは、インパネ、ドアライニング、コンソールまでトータルで生産を手掛けることができるため、そうした“継ぎ目・境目”を感じさせず、より自然で質の高いインテリア空間を実現することが可能です。

自動運転の普及と共に、ドライバーと同乗者の境目も曖昧になり、「くつろげるインテリア空間」を求めるユーザーはますます増えていくことでしょう。

森六テクノロジーは、フィルム・表皮・塗装など加飾のバリエーションや要素技術を磨き、インテリアデザイナーの自由な発想をカタチにするパートナー企業でありたいと考えています。

開発プロセスの一本化でメーカーの負担を軽減

自動車メーカーから見た場合、インパネとドアライニングを別々のサプライヤーに発注し、各々の整合性をとりながら開発を進めるプロセスは決して効率的とは言えず、目に見えないコストが発生します。

森六テクノロジーが一括受注した場合は、サプライヤーサイドが量産に向けて足並みを揃えることにより、自動車メーカーの負担を軽減できると考えています。

柔軟な発想で部品の最適化を目指す

「Honda N-ONE」に採用されたドアライニングでは、乗員の腰部にあたる部分に、ルーフ材を小型化した衝撃吸収パッド(プロテクター)を採用するなどの工夫で、既存量産部品に比べて大幅な軽量化を実現しています。

ドアライニング後発参入組であるからこそ、これからも、固定観念にとらわれない提案を続けてまいります。

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