森六開発品ー高分散技術でフレキシブルな導電ゴムを実現!

森六オリジナル製品である高分散カーボンナノチューブマスターバッチ(CNT M/B)のご紹介

毛玉状の凝集物をほぐす、森六の独自の分散および解砕技術

カーボンナノチューブ(CNT)は毛玉状の凝集物を解消できない課題があり、
本来の導電性能を引き出せず、導電コンパウンドには活用されていないのが現状です。

一方で森六は独自の分散および解砕技術を用いて毛玉状の凝集物をほぐすことができます。

→その結果、CNT本来の導電性能を引き出すこと実現!(下図(上)参照)

今回の配信では高分散CNT含有シリコーンゴムのご紹介をさせて頂きます。

CNTは”電気伝導性能が銅の1000倍”と言われており、他の導電性カーボンより高導電性を持つ材料です。

当社は独自の分散および解砕技術を用いてこの技術的課題を解決することで、低添加量で高い導電性の発現を実現しました。

CNT本来の導電性能を引き出すことが出来るので、
これまでに無い低硬度な導電ゴムを実現します。(下図(下)参照)

ご用途に合わせてベースゴム、CNT濃度のカスタマイズも受けております。
※低硬度ゴムや液状ゴム、その他の樹脂にもCNT分散可能です! 

CNT本来の導電性能を引き出すこと実現!

ペレット表面顕微鏡写真

CNT濃度(4%、6%、8%、10%、15%)のペレット表面の顕微鏡写真です。分散加工の有り、無しの比較画像です。
森六の独自の分散技術でCNTを均一に分散することができます。

  • ペレット表面の分散加工有りと分散加工無しの顕微鏡写真

これまでに無い低硬度な導電ゴムを実現

CNT/PP コンパウンド体積抵抗率

森六のCNT(分散加工有り)は、CNT濃度2%添加時に体積抵抗率を1/1000,000に低減。
CNT濃度10%添加時に、体積抵抗率1E+0Ω・cmを達成。高分散効果で添加量が5%減少。
(参考:電動カーボンに比べ、CNTの添加量は約1/5)

  • CNT濃度による、CNT/PPコンパウンド体積抵抗率のグラフ

ベース材を低硬度品に変更することで、より柔軟性を実現可能

CNT含有シリコーンゴム

  • CNT含有シリコーンゴムシートグラフ(体積抵抗率×A硬度)