森六の「提案力」

"未来のクルマ"づくりのパートナーとして

自動車産業のトレンドや市場ニーズを先取りする提案力こそが、森六テクノロジーの強みです。お客様にとってなくてはならない戦略的パートナーであり続けられるよう、期待を上回る製品を開発・提案するために不断の努力を続けています。

メーカーとともに自動車産業の未来をつくる

「将来の自動車の研究・開発・コンセプトモデルの試作」と聞けば、誰もが「それは自動車メーカーの仕事」だと思うのではないでしょうか。しかし、それこそが森六テクノロジーのビジネスフィールドです。

私たちにとって「開発」の定義は、5~10年後のトレンドや技術を提案すること。「設計」の定義は、数年後の新車コンセプトに合わせて自動車部品をデザインすることです。この開発と設計を2本柱として、時代の変化に合わせた部品を企画・提案し、製造・供給まで一貫体制で行えることが森六の最大の強みです。

いま、自動車産業は100年に一度の大変革を迎え、CASEをキーワードとする技術開発競争が激化しています。一方で、消費者の価値観は自動車の「保有」から「利用」へとシフトしつつあります。内装・外装品についても、ユーザーのライフスタイルをあらためて分析し、ニーズをより一層深掘りした提案が求められているのです。

開発提案の着眼点

ユーザーの特徴と運転環境

例えば、「平日の通勤に使うのか休日の家族旅行用か」「想定するドライバーは女性か男性か」「ベテランか初心者か」といったように、ターゲットユーザーを明確にして車内空間を企画します。また、「外気温がマイナス何十度にもなる寒冷地で使用する」「直射日光が照り付ける高温乾燥地帯で長時間走る」など、あらゆる運転環境を想定することも、製品開発にあたっては非常に重要です。

ユーザーの車内行動

時代とともにユーザーのカーライフは変化します。かつては、車内で音楽を聴くメディアといえばCDでしたが、現在はスマートフォンや携帯音楽プレーヤーが主流となったため、充電ケーブルの収納スペースが重視されるようになりました。また、飲料容器では、コンビニコーヒーの普及を受けて、カップを収納しやすいドリンクホルダーが求められるようになりました。ユーザーの暮らしやトレンドに寄り添う快適な空間を演出するべく、常に時代の先を見て知恵を絞っています。

森六の「提案力」=「独自の開発力」×「ニーズを実現する柔軟な発想」

森六テクノロジーは、メーカーごとの自動車に対する考え方や方針の違いを理解したうえで、次世代のユーザーニーズと自動車メーカーの思想をうまく融合させることを大切にしています。

営業・開発・設計といった各部門が、メーカーの関係者と日常的にコミュニケーションを図ることで、ビジネスチャンスをつかむとともに、部門を超えた連携によって最適な製品提案に取り組んでいます。①自発的な提案、②得意先のフィードバック分析、③開発コンセプト見直し・再提案、というプロセスを開発フェーズそれぞれのレイヤーで繰り返し、数年後を見据えた製品の開発へとつなげています。

開発フェーズ

STEP1

市場リサーチ

  • 世界各地で開催されるモーターショーなどの展示会に参加し、各地域の市場動向をリサーチ
  • トレンドを探りつつ、優れた技術やアイデアを分析

STEP2

ニーズの先取り

  • ニーズや仕様の変遷を踏まえたうえで、最先端のトレンドも考慮
  • 近い将来の実用化が見込まれる自動車産業のトレンドを予測

STEP3

コンセプト設計

  • さまざまなニーズや要望に基づいた新たなコンセプトを検討
  • 具現化に向けた詳細設計と解析

STEP4

モデルによる提案

  • コンセプトモデルを製作
  • 自動車メーカーに対してプレゼンテーションを実施。自らの提案力・技術力をアピール

「提案力」を支える基盤

日本国内にとどまらず、北米・中国・アジア圏にも設計開発部門を持ち、地域のニーズに合わせて、グループ一体となって開発提案を行うグローバル・ネットワークを構築しています。

ローカルニーズをカタチにするグローバル連携コスト競争力を高めるためには、グローバル規模で仕様の共通化を進めることが必要です。一方で、ネイティブでないと気づけない地域特有のニーズも数多くあります。森六テクノロジーグループは、世界中の拠点が密接に連携することで、コスト低減と高付加価値の双方を実現しています。

図:国内外で連携
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